思い通りに体を動かす!イップス改善にはイップス様の症状と分けて考えよう。
神戸市東灘区住吉でイップスにお困りのみな様へ
(2023年2月27日更新)
こんにちは!
神戸市東灘区の整体&パーソナルトレーニングジム【ホリスティックボディケア】です。
今日は、
柔道整復師の川西がイップスとイップス様症状について書いていきたいともいます。
そもそもイップスって何?
一般的には、
脳の構造的変化によって突然思い通りの動きが出来なくなる疾患のことを言います。
主にスポーツでの動作時に多いとされ、
野球やゴルフでのプレーなどでおこり、
イップスがきっかけで引退をされる選手もいます。
同じ動作を繰り返すことによって、
脳の構造変化を引き起こし、
特定の動作時に筋肉が硬直したり痙攣したりして思い通りに動けなくなります。
初心者よりプロレベルで何度も練習してきた選手に多いのも特徴です。
と一般には言われてますが、
実際の臨床では、色んな症状が混ざっており、
何らかの原因でうまくプレーできなくなってしまった選手をまとめて「イップス」としてしまっているのが現状です。
実際僕が何人か担当してきた「イップスかも?」と来院された方で、
本当にイップスかな?という方がとても多くおられました。
このイップスかな?という方をぼくは「イップス様症状」として分けて考えていて、
このイップス様症状の方は、実はとても簡単によくなる傾向にあります。
一般的なイップスは脳の構造的変化が起こっているので、
治癒には運動を一度破壊して再学習していかなければならず治癒には時間がかかりますが、
イップス様症状は、脳の構造的変化ではなく、身体に起きている「神経反射」が原因となっていることが多いので、
それさえおさまれば、すぐよくなっていかれます。
この仕事をはじめてイップスという疾患を知り、
何人か担当することになったとき、
すぐよくなる方と、なんとも変化が出ない方がおられ当時はすごく悩んでアプローチしていた記憶があります。
今になって思うのは、
イップス様症状のかたと脳からきているイップスの方だったんだなと感じます。
僕の考えるイップス様症状は
ネットを調べると、
イップスについては本当にいろんなことが書いてありますね。
イップスは精神、心、トラウマの問題で精神疾患だとか、
脳の構造的変化による神経疾患だとか、
身体の使い方の問題だとか、
神経機能のアンバランスだとか、
原始反射が原因だとか。
どれも本当で、
色々組み合わさっていたり、
まだまだほかの原因も考えられます。
僕も以前のブログでいろいろ書いてきましたが、
今思うとバラバラなこと書いてたなーと少し反省。
うまくプレーできなくなった選手を世間一般的に「イップス」とまとめて言われるようになったせいで、
原因は人それぞれで症状も違うのに、「みんなイップス」ということになってしまっている、というのが現状かなと。
これと同じ構造として40肩や50肩も、
腱板損傷や長頭腱炎、インピンジメント、など原因も症状も全く違うのにまとめて40肩と表現しまっていたりします。
ネット情報社会の結果、いろいろとややこしくなってしまってます、、、。
そこで、とりあえずイップスを学術的にわけて整理したいと思います。
学術的分別で「脳の構造的変化を伴った疾患をイップス」
そうでないものを「イップス様症状」としたいと思います。
メンタルや身体の癖、身体構造的な歪み、神経反射、などによって起こるものは
イップス様症状として考えていきたいと思います。
こうすることで、
治療する際のアプローチの方向性が整理され、
どういう方向性で身体に刺激を入れていけば
症状を回復できるか考えることができるようになります(^<^)
イップス様症状とはどのような疾患ですか?
実際の臨床での感想は、
色んなパターンがあるな~です。
僕が担当した方でいくつか例を挙げてみたいと思います。
1、ダーツ選手、指がダーツから離せなくなる
2、ゴルフ選手、クラブを強く握りこんでしまい手が動かなくなる
3、ゴルフ選手、足をどこに置けばいいのかわからなくなり、バタバタして足をじっとできない。
4、野球ピッチャー、先輩にボールをぶつけてから怖くて投げれない、投げると暴投してしまう。
5、野球、子供とのキャッチボールだけ、ボールが手から離れずたたきつけてしまうことがある。
6、バスケットボール、フリースローの時に手が緊張してシュートが打てなくなる。
7、バスケットボール、練習になると足が動かなくなり思い通りに走れなくなる。
8、主婦、階段が下りられない。段差をとばして落ちてしまう。
9、テニス学生、普通ではありえない強さで打ち返してしまい身体が固まってしまう感じがする。
などなど。
今パッ思い出した方を書いてみました。
どれも話を聞いただけなら、
それ「イップス」!っていう病気!てなりそうですよね。
ただ、先ほど書いた学術的なイップスの分類での
脳の構造的変化からきていると思われる
正式なイップスの方はいませんでした。
どの方も、
イップス様症状で本当の意味でのイップスではありませんでした。
イップス様症状は結構治りやすいのが僕の感想
当院のホームページをご覧になって、またご紹介でイップスかもと来院された方で、
当院の施術が上手く反応して症状が回復された方と、
全く効果が見られなかった方がおられます。
上記した方たちは、
みなさま100%回復の方から70%くらい回復してプレー再開された方達です。
完全に僕の力不足で反応の出せなかった方、
少し回復の兆候は見えたが施術を継続できなかった方なども数名おられるのも事実です。
もちろん日に日に研究していくにつれて、変化を起こせない方は減ってきましたよ(^<^)
1のダーツ選手2のゴルフ選手は、
原始反射といわれるものの中にある「掌握反射」がでてしまいうまくプレーできていませんでした。
それを無理やり抑え込もうとするため、肩やひじに強い緊張が出ていてプレーが厳しかったようです。
3のゴルフ選手は、足からの固有覚情報入力が低下しており、その部分の感覚刺激を修正して
あげると勝手に足の場所が決まる!と喜んでいただきました。
4のピッチャーはこれは感情的緊張でこれで身体が硬直しており、感情と身体の条件反射的緊張をとり施術しました。
もともと練習の疲労などもあり自律神経が緊張していたのも関係があったと思われます。
5の野球コーチは子供の時だけってのがまあまあポイントで、特定の条件時のみ反応が出るのも条件反射的な緊張で、
これを作ったより深いところには子供に対しての自身の信念なども関係があったりしました。
6このバスケ選手は色んな環境の変化で様々な要因がかなり複雑にからまっており、何が原因とは言いにくい状況でした。
まずは全身の神経の緊張状態をとる事から始めて、感情などとの反射をクリアしていくにつれて、自身で問題の本質に気づかれ
次の進むべき道をあらたに進まれるといった、予想外の部分に着地した症例です。
7のバスケ学生は自律神経失調症の症状も見られ、あきらかな体調不良がありそちらの治療を中心に進めていくにつれ、
自然とイップス様症状も回復していかれました。イップスではなく自律神経失調症から動けなくなっていたんだと思います。
8の階段が下りられないという方は、そもそも階段を下りるとは?から運動を分解してしまい
まとまった意識で階段を下りる動作が出来なくなっていたのでトレーニングでそれらを再統合していくように練習していきました。
9のテニス選手は厳しい練習環境や目標に向かっていく中で、
感情的な部分で身体が反射的に緊張してしまうためのプレーの不具合だったのでメンタル部分の施術が中心でした。
学生引退までしっかりプレーをやり切られたので、うれしかったです(*’▽’)
こんな感じで、
イップスを治しているというより、
その方のお身体の状態を整えている、
まさしく「整体」しているだけで、
特に特別なことはしませんでした。
どの疾患にも共通することですが、
症状名に惑わされないようにすることが大切です。
ホリスティックボディケアでできるイップス(イップス様症状)の整体はこちら
まず治療していくにあたって様々な刺激が適切に各部位へ届くように、
全身の「神経機能」をリセットし整体していきます。
これはイップスだけでなく、肩こりや腰痛はもちろん野球肘、ランナーズニー、足底筋膜炎などのスポーツ疾患にも
共通して行う整体になります。
自律神経の緊張状態を整えるには特に効果的で、
全身の緊張をリラックスさせ筋肉を弛緩することが出来ます。
疲労が抜けずにうまく動けなくなったるスポーツ選手には特に喜んでいただけます(^<^)
これにあわせて、
脳内のイメージや感情や記憶と身体の反射緊張を整体していきます。
こちらは初めて聞くと怪しい感じがしますが、
スピリチュアルでもおまじないでもなく、
ちゃんとした脳機能の神経の治療になるのでご安心ください(^<^)
イップス(イップス様症状)とトレーニング
ホリスティックボディケアでできるイップス治療で、
もう一つ大切なのがトレーニングです。
イップスになる方で多いのが、
身体の緊張期間が長く続いたり、
動きを自分で意識して調整したりしている期間が長いため、
そもそも無意識で自身の身体を調整する部分の機能がとても落ちてしまっています。
そのくずれた運動動作をトレーンングによって整えていきます。
基本的なトレーニングもちろん、感覚に刺激を入れたトレーニングで偏った身体の使い方を修正していきます。
こういう一見普通のトレーニングも、
意識の置き所や刺激の入れ方を変えていく事で身体が適切に反応できるようになっていきます。
これらを組み合わせ神戸ホリスティックボディケアではイップスの整体治療を行っています。
お読み頂きありがとうございました。最後に
イップスかも?と悩まれている、
思うとおりにプレーできない、
思いどおりに生活ができない皆様へ。
まだまだ分からないことが多いイップスですが、
適切な刺激をカラダに入れて「反射」的に起こてしまう体の緊張を整えていけば、
回復されたり症状が軽減されています。
思い通りに動かない身体は本当につらいですよね。
僕自身も悩んだりした期間もありました。
だから少しでも元気なっていただけるよう、
日々研究を続けています。
この記事を読んで少しイップスについて落ち着いて見れるようになったら
これも一つ回復に近づいた証拠です。
回復に向けてみんなで協力し頑張っていきましょう(^<^)
一日でも早く、皆様の症状が落ち着いて思い通りに動けるようになりますように!
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神戸市東灘区住吉の整体&パーソナルトレーニングジム【神戸ホリスティックボディケア】
柔道整復師 川西健太
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整体、トレーニングのご予約、ご相談は
078-200-5885またはトップページよりネット予約をご利用ください。
お気軽にお問い合わせくださいね(*^-^*)
ここから下の記事は数年前に書いた記事ですので参考程度に読んでください(^<^)
今と少しニュアンスが変わっていますので。。。
できていたプレーが何らかの原因やきっかけにより、思いどおりにできなくなったりします。
野球でボールが投げられなくなったり、ゴルフのスイング全くできなくなったりするのが有名です。
初心者よりも、プロの選手や熟練者に多いのも特徴です。
イップス様症状は心の緊張により、筋肉や神経、脳にまで影響を及ぼす症状です。
スポーツ(野球、ゴルフ、卓球、テニス、サッカー)や、楽器の演奏などの集中すべき場面で、
心や思考に緊張を生じ、無意識レベルで筋肉の硬化を起こし、思い通りのパフォーマンスを発揮できない状態です。
プレー中の大きな失敗やによるトラウマ、コーチや監督からの助言、フォーム修正などにより何が正しいのか理解できなくなり発症します。
現在は、ポジション変更やメンタルの部分へのアプローチで改善を試みるのが主流となっています。
これらで、無事プレーに復帰できる例は多く、一昔前は治らないと諦められていたイップスも改善例が多くなってきています。
しかし、どうしてもうまくいかないプレーヤーがいるのも事実です。
このような選手に対して、ホリスティックボディケアができることは、
身体の使い方をもう一度見直すことです。
それも無意識レベルでの身体の使い方です。
ここで意識した身体の使い方を練習すると、どんどんイップスがこじれていく場合があるので注意しましょう!
イップスになる選手のほとんどが、フォームを頭で理解しようとし、フォームを考えて修正、再現しようとしています。
もう一度、調子のよかった時の感覚を思い出して見てください。
フォームを何も意識せず、プレーしていませんでしたか?
崩れたのは、フォームを意識しはじめてからではありませんか?
イップス改善には、理想のフォームを無意識で行なえるようにするタメの伸張反射を使った身体の使い方の取得が重要です。
無意識でプレーすることによって、思考が働かないので緊張がでにくくなります。
それでもメンタル部分が邪魔するようでしたら、トラウマや感情と筋緊張が条件反射的に反応し合っている場合がありますので、
ストレス除去療法も組み合わせて施術していきます。
メンタルだけ、身体だけではイップス克服には時間がかかる場合があります。
ホリスティックボディケアでは、様々な角度から、関係的に症状を捉えたアプローチを得意としています。
イップスでお困りの方はホリスティックボディケアのトータルバランスアプローチをぜひお試しください。
Holistic Body Care(ホリスティック ボディ ケア)
兵庫県神戸市東灘区住吉宮町7丁目2-9 ユーロハイツ住吉101
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旧ブログ:http://ameblo.jp/holisticbodycare